皆さんおはようございます。
3連休の真ん中日曜日担当、長い休みは家でのんびり過ごす派のAS 永川 諒大(2年)です。
そんな私にとって秋といえば「読書の秋」。
というわけで今週は本の話題から。
“富士には、月見草がよく似合う”
これは太宰治の『富嶽百景』の一節です。
『富嶽百景』は太宰が、富士山を正面に望む御坂峠の天下茶屋で過ごしたひと時の体験を中心に書かれた作品です。
その中に次のようなエピソードがあります。
ある日太宰がバスに乗っていると車掌がふと、「みなさん、きょうは富士がよく見えますね」とアナウンスします。
すると、乗客は一斉に富士山の方を眺め感嘆し始めます。
そんな中、1人富士山とは違う方を眺めている老婆を見つけ太宰は感心し、また、共感して老婆と同じ方を眺めます。
すると老婆はぼんやりひとりごと、「おや、月見草。」と言って路傍の一箇所を指さす、といったエピソードです。
“三七七八米(メートル)の富士の山と、立派に相対峙し、みじんもゆるがず、何と言うのか、金剛力草とでも言いたいくらい、けなげにすっくと立っていたあの月見草は、よかった。
“富士には、月見草がよく似合う”
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シーズンも始まり、プレーヤー、スタッフ共に一層気合を入れて練習に臨んでいる今日この頃。
目まぐるしい日々の中で私はこの「老婆」のような存在でありたいと思います。
試合中に何度もスタンドから歓声を受ける「富士山」のようなプレーヤーは確かに偉大な存在です。
しかし、だからこそ、私はASの立場から、もっと広い視点を持たなくてはなりません。
プレーヤー各個人の特性を知り、チームに貢献できるよう導くこともASとして大切なことだと思うからです。
多くの人の目には留まらなくても全てのプレーヤーが何らかの輝きを持っています。
そんな「月見草」を見逃すことのないように、日々の練習に取り組もうと思います。
富士山には雪が積もり始め、月見草の花も見頃なこのシーズン。
ぜひフィールドでそれらの雄姿をご覧になってください。
それでは皆さん、素敵な一週間を!
